白髪は抜くと増える?
こんにちは、吉川美南のオーガニック美容室Nfractalです。
今回は白髪のメカニズムについてお話していこうと思います。
白髪のメカニズム
まず結論からですが、
”白髪を抜くと増えるという科学的な根拠は、今のところありません”
日本人は、そのほとんどが黒色ですね。
海外も含めると、世界では金髪や茶色などさまざまな毛髪の色があります。
髪色はどのようにして決まっているのでしょうか?
髪の毛自体は、毛母細胞という根本のところにある細胞でつくられますが、
髪が頭皮内で成長する過程の中で、
色素細胞(メラノサイト)がつくりだしたメラニン色素が毛髪内に取り込まれることで、
毛髪の色が決まります。
メラニンの量ですね。
↑下手ですみません(^^;)
ということは、毛母細胞がつくりだす毛髪は、もともとは白髪であって、
メラニン色素が存在することによって黒く見せているのです!
白髪の原因
なぜ白髪になってしまうのかというと、
このようなメラニン色素達が毛母細胞に
送られなくなってしまうことが原因なんです。
”なぜそのようなことが起こるのか”など、
根本的なところは今なお解明されていないようです。
(よく言われるのは、遺伝、栄養障害、ストレス、生活環境といった要因です。)
では、白髪を防ぐ方法はあるのでしょうか?
よく白髪を防ぐ手段として、栄養をつけること、
精神の安定を保つことなどが挙げられますが、
今のところ、科学的に立証された白髪にならない方法は確立されていないため、
対処としては、白髪を染めるという方法になります。
髪のことは解明されていないことが多いんです...(^^;)
(ただ、健康な頭皮と髪のためには栄養のある食事などは、効果的です!)
白髪の特徴
また、白髪の特徴として、黒い髪より硬い、パーマがかかりにくい、
カラーが染まりにくいというのがありますが、
その理由は、キューティクルの張り付きが強いため薬液の浸透が悪くなる、
毛髪内部の空洞部分が増えることで薬液の反応する場所が
少なくなるためではないかと考えられています。
ここでカラーとパーマを簡単に説明すると、
パーマは、1液によって髪の中の組織の結合を一部切断して、
ロッドの形状に変形した髪を、2液でそのままの状態で結合を戻す
という方法でかけます。
カラーは、キューティクルを開かせて、髪の中のメラニンを抜きながら、染料を入れていく反応です。
つまりこのような特徴から、
髪の中に空洞があると、薬剤の作用する場所がないので、かかりにくくなり、
カラーも、キューティクルが強くくっついていて開かせるのが大変だから、染まりにくい、
と考えられます。
(ブリーチ毛などハイダメージ毛は、
そのような髪の空洞がかなり侵攻してしまっているため、
パーマがキレイにかかりません)
そして現代では、白髪だけでなく、
ダメージによる空洞があることが当たり前になっていますので、
キレイに染める、かけるためには美容院での前処理、後処理トリートメントで
その空洞を補ってあげることがマストになってきます。
(関連記事:意外と大事な前処理、後処理トリートメント)
白髪は抜かないでください!
なので、当店では、お客様にキレイな髪でいてほしいという想いから、
そのようなマストなトリートメントはサービスでメニューに組み込ませていただいております♪
(そして、冒頭でも申し上げましたが、
白髪を抜くと増えるという都市伝説に、
今のところ科学的根拠はありません。
ただ、髪の毛を抜くと毛根を傷つけて、毛髪が生えてこなくなることがあるため、
ハサミで切るなどで対処しましょう♪)
オーガニック美容室Nfractal 埼玉県吉川市美南